西洋古典講座では、何を読んできたか

弊塾の西洋古典講座は、西洋の文学・思想の古典を翻訳で読んで、中高生の皆さんが感想を言ったり、講師が歴史的背景や作者の伝記、関連作品等の情報提供を行うものです。

2021年度から時代順に、古代ギリシアから始めて、今年度で19世紀フランス文学にたどり着きました。

  

2021年度は、ソポクレスのオイディプス王から始めて、ホメロスのオデュッセイア、ヘロドトスの歴史(抜粋)、プラトンのパイドンとパイドロス、アリストテレスの形而上学(抜粋)、ニコマコス倫理学、オウィディウスの変身物語を読みました。人気はホメロス、プラトン、オウィディウスでした。

  

2022年度は、春休みにニーベルンゲンの歌、1学期にダンテの神曲、夏休み以降は、シェイクスピアの作品ばかり、戯曲13作品と、ソネット集を読みました。

シェイクスピアはどれも人気が高く、特に悲劇を気に入った人が多かったようです。

  

2023年度の前半は受講生の希望もあって哲学中心、デカルトの方法序説、パスカルのパンセ(抜粋)、ヴォルテールの哲学書簡(抜粋)とカンディード、ルソーの社会契約説、カントのプロレゴメナ、ヘーゲルの歴史哲学(抜粋)を読みました。カントが意外に?熱いという感想がありました。

 

2023年度の2学期以降はゲーテの作品を取り上げ、若きウェルテルの悩み、ファウスト、ヘルマンとドロテーア、西東詩集を読みました。ウェルテルのある描写について、こんな美しい文章は初めて読んだ、という感想が聞かれました。

 

 今年度、2024年度は19世紀のロマン派などで、3月に岩波文庫でバイロン詩集等を読んで、1学期はスタンダールの赤と黒を読みました。夏休み以降はユゴーのレ・ミゼラブルです。

 

興味のある中高生の皆さん、保護者様は是非お問い合わせ下さい。